その症状、自律神経かも!
こんにちは。Bianca鍼灸サロンです。
今回は『自律神経から起こるめまい耳鳴り』について記事を書きました。
- なぜ自律神経の乱れからめまいや耳鳴りが起こるのか
- 自律神経の整え方
- めまい耳鳴りの施術例
Biancaブログでは患者様が気になっていることをブログにしております。
他にもこんなことも知りたいなどあればお問い合わせください。
皆様、最後までお付き合いいただければ幸いです。
なぜ、自律神経が乱れるとめまいや耳鳴りが起きるのか?
自律神経である交感神経と副交感神経は、互いにバランスを取りながら働いています。
自律神経は全身に張り巡らされており、身体の様々な器官をコントロールしています。
例えば、耳の中の三半規管、目の瞳孔の調節、睡眠や筋肉の調整など多岐にわたります。
しかし、なんらかの原因でそのバランスが崩れると、めまいや耳鳴り、嘔吐など様々な症状が現れます。ですが、必ず特定の自律神経の症状が現れるというわけではありません。
また、自律神経がどれくらい不調なのかを検査などで明らかにできるわけではありません。
なので、自律神経の症状と診断するためには、身体の異常や精神的な病気などがないことを確認することが大切です。
自分では判断しづらいので、ご心配の方はお近くの病院や治療院に行くことをお勧めします。
自律神経の整え方⑧選
①食生活に気を遣う
偏った食生活は自律神経を乱す原因となります。
特に、ビタミンB6、炭水化物、トリプトファン不足は、自律神経を乱しやすいです。
また、納豆やヨーグルトなどの乳製品や発酵食品も腸内環境を整えて、自律神経を整えるのに役立ちます。
腸は第二の脳と呼ばれるほど、自律神経と深いかかわりがあります。
腸内環境を整えるには、善玉菌を多く含む乳製品や発酵食品が有効です。食事内容だけでなく、食事の時間にも気を配りましょう。
食事の時間を固定化すると、身体のリズムが整いやすくなるため、自律神経を整えるのに役立ちます。
朝食は、起床後一時間以内に摂るのがおすすめです。
身体が目覚めて自律神経のリズムが整うだけでなく、排泄を促すことで腸内環境を改善させます。
自律神経調整に効果的な栄養と食べ物
- トリプトファン:乳製品・ナッツ・卵・大豆・バナナ
- ビタミンB6:カツオ・マグロ・レバー・バナナ・納豆
- 炭水化物:米・穀類
②こまめに水分を摂る
水を飲むと、副交感神経が活性化しやすくなります。
交感神経が優位になりすぎると自律神経が乱れるため、水分を摂って副交感神経を適度に刺激することが大切です。
特に起床後コップ一杯の水を飲むのがおすすめです。
起床直後は交感神経が急激に活発化しやすい状態です。そのため水分補給によって副交感神経を活性化させると、自律神経のバランスが整いやすくなります。
こまめな水分補給は、身体の巡りをよくするうえでも重要です。お水を飲むことにより、血行が促進されるので、栄養を身体の隅々まで行きわたらせ、全身の疲労を流し、お身体を回復させる効果があります。
疲労を回復させることは、自律神経も整えることに繋がります。ただし、冷水は胃腸に負担をかけやすいため、水分補給はできれば常温がおすすめです。
③日差しを浴びる
太陽の光には、体内時計を整える作用があります。
起床後に朝陽を浴びることで、体内時計がリセットされて、身体が活動モードに切り替わります。
朝陽を毎日浴びることにより、切り替わりがスムーズになるため自律神経のリズムが整いやすくなります。
また、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌も促してくれるので、より自律神経を整えてくれます。
④睡眠の質を高める
質の良い睡眠は自律神経を整えるうえで重要です。
良質な睡眠が得られないと、心身が十分に休息できないため、自律神経のリズムが乱れやすくなります。
良質な睡眠を得るには、副交感神経を活性化させることが大切です。
ブルーライトは交感神経を刺激するため、使用は就寝の一時間前までにしましょう。
あるいは、就寝2~3時間前までに軽い運動や入浴をすると、身体が適度に温まり、入眠がスムーズになります。また、昼間に適度な昼寝をするのも有効です。
副交感神経が活性化しやすくなるため、自律神経のリズムが整いやすくなります。
具体的には、午後に15分~30分程度の昼寝がおすすめです。30分以上の昼寝はかえって夜の睡眠を妨げる恐れがあるので控えましょう。
⑤首を温める
首を温めると、首や肩周辺の凝りがほぐれて、身体の緊張が取れやすくなることが期待できます。
心身がリラックスするため、副交感神経の活性化も期待できます。
また、首には太い血管があるため、温めることで全身の血行を促進させます。
全身の血行が良くなると、自律神経も整いやすくなります。
首を温めるときは、ホットタオルや温熱シートの利用がおすすめです。
また、首を温めるタイミングは就寝30分前がおすすめです。
日中に疲れを感じた時も、首を温めて心身をリフレッシュさせましょう。
⑥適度な運動をする
運動は自律神経を整えるだけでなく、様々な効果があります。
1つにストレス発散効果です。
慢性的なストレスは、交感神経を刺激し、自律神経の乱れを引き起こします。
しかし適度な運動はストレスによる自律神経の乱れを防いでくれるのです。
他にも運動による疲労から良質な睡眠を取りやすくなったりします。
最も効果のある運動方法は、深呼吸しながら行う有酸素運動です。
軽いランニングや、サイクリングを行うとよいでしょう。
時間的に厳しい方は、ウォーキングなどでも効果的です。1日20分を目安に取り組んでみましょう。
あるいは通勤や買い物で歩くことを意識してみたり、階段の上り下りなど日常生活の中に運動を取り入れることもおすすめです。
どの運動を行うにしても、無理のない範囲で行うことが重要となります。
軽く心地よいくらいの継続しやすい強度が理想です。
⑦自律神経を整えるツボ
自律神経に関わるツボを押すことも効果的です。ツボ押しマッサージをすることで身体の血流が良くなり、副交感神経の働きも活発になります。
天柱
首の後ろにあるツボ。自律神経のバランスを整えるだけでなく、肩こりの緩和やストレス・疲労回復の効果もあります。
内関
胃の不快感や二日酔いなどにも効果がありますので、胃が不調な時に刺激してみてください。
飲みすぎてしまった翌日に押すのも効果的です。
合谷
多くの症状に使われ「万能なツボ」と言われる合谷。自律神経の調整から肩こり、肌荒れなど様々な効果があります。
⑧適切な治療
慢性的なめまいや耳鳴りなどの自律神経症状は、セルフケアだけではなかなか改善できません。
医療機関での適切なケアを受けることにより、早期に改善することが出来ます。
特に鍼灸治療では、先ほどお伝えしたツボに鍼(はり)を用いることにより、指で揉むよりも更に深部に刺激を加えることが出来ます。
また、鍼灸治療は自律神経の乱れに効果的との報告もあるので、一度の治療でめまい、耳鳴り、自律神経に全てアプローチすることができます。
では、実際の施術例を見ていきましょう。
実際の施術例
患者様:Bさん 40代 女性(仮名)
症状:めまい、耳鳴り
お悩み
40歳を過ぎた頃からめまいと耳鳴りが出てきた。
ふとしたタイミングにキーンと金属音のような耳鳴りがする。すごく気になるので改善したい。
治療方法
この患者様の場合、自律神経が乱れて耳鳴りやめまいなどの症状が現れていました。
キーンやピーなどの耳鳴りは、典型的な自律神経症状の一つです。
施術としては、自律神経を乱している原因を突き止めて取り除いた後、お身体の調整を行いました。
- 様々な症状の原因となりうる姿勢の調整
- 自律神経を整える鍼灸治療
どれくらいで効果がでるか
人によって個人差はありますが、2週間に1度、月に2回ペースでご来院されている患者様ですと
比較的早く効果を実感していただいております。
まとめ
ここまで、読んで頂きありがとうございます。
今後もBianca鍼灸サロンは患者様に感動を与えられる治療を提供し、多くの方に鍼灸の良さを知ってもらい、
幸せの循環を生むことを目的として、大切に施術させて頂きます。