左半身だけ痛みや不調が起こるのはなぜ??
こんにちは。Bianca鍼灸サロン川崎院の落合幸之介です。
今回は『左半身だけ痛みや不調が起こるのはなぜ?考えられる原因は〇〇かも知れません!』について記事を書きました。
- 左半身だけ痛くなる原因
- 考えられる病気
- Biancaでの施術内容
- セルフケア
Biancaブログでは患者様が気になっていることをブログにしております。
他にもこんなことも知りたいなどあれば、お問い合わせください。
皆様、最後までお付き合いいただければ幸いです。
左半身だけ痛くなる原因
「なぜかいつも左側だけ痛くなる」そんな経験はありませんか?
いつも左側だけに痛みが起こるにも原因があります。
その考えられる原因をご紹介します。
ストレスによる自律神経の乱れ
ストレスによって自律神経が乱れると、交感神経(活動しているときに優位になる神経)が活発になります。
そうすると本来は副交感神経(リラックスしているときに優位になる神経)が優位になる時でも交感神経が優位に働いてしまいます。
交感神経が過度に働くことで心臓の拍動数が増加し負荷が過かかります。
心臓は左寄りにあるため、左側の不調が起こりやすいと言われています。
東洋医学的視点からの思考
東洋医学では左は「気」右は「血」という陰陽の考えがあり、ストレスや自律神経の乱れは「気」の働きとなるため、左側の不調が起こりやすいと言われています。
ストレスや自律神経の乱れが起こると身体がリラックス状態になりにくくなるため、常に脳や身体が緊張状態になります。
そうすると、全身の血流が悪くなり、筋緊張が起こるためさまざまな不調が起こりやすくなります。
星状神経節
首の付け根にある交感神経が密集している部位。
交感神経優位になるとこの星状神経節に負荷がかかります。反応としては左の胸鎖乳突筋の筋緊張が多く起こります。
交感神経が過度に働きすぎることで、自律神経が乱れストレスとなり上記のように左側に症状が起こりやすくなります。
食いしばり
普段食いしばりで、朝起きたら顎が痛い・疲れた感じがする、歯医者で食いしばりが強く歯が削れてる、マウスピースを勧められたなどの経験はありませんか?
食いしばりは軽く口を閉じた際に通常は上と下の奥歯あたりませんが、上と下の奥歯が当たる場合は食いしばっている可能性があります。
特に左の食いしばりが強いのは、ほとんどの場合ストレスによるものです。
右側の食いしばりの場合、多くは噛み癖によるものです。
視交叉(しこうさ)
左目の神経が右の脳へ、右目の神経が左の脳へと繋がっています。
このように目の情報が反対側の脳へと伝わることを視交叉と言います。
人には効き目があるのをご存知でしょうか?
右利きの方「右目」が利き目となっている方が多いと思います。
利き目が右の場合左の脳へと情報が伝わることが増えます。目の神経は後頭部から起こるため、左の後頭部・首の緊張が強くなり、左の首肩こりが多くなるのです。
利き目の調べ方
- 両目を開いた状態で遠くの物体に焦点を合わせます
- 目の前で両手で三角を作り、その物体を三角の枠の中に入るようにします。
- 片目ずつ閉じてその物体が両目を開いていた時と同じように見える方が利き目となります。
考えられる病気
片側だけの痺れや痛みのある場合、脳や心臓の疾患も考えられます。
では、どんな病気の可能性があるのか紹介します。
心疾患
左肩こりを感じる場合、心臓病の「狭心症」が原因の可能性があります。
- 高血圧
- 高脂血症
- 糖尿病
などの生活習慣病が狭心症の原因とされています。
これらの生活習慣病によって全身に動脈硬化が進み、心臓の冠動脈の狭窄を招いてしまいます。
- 胸が締め付けられるような感覚
- 息切れや動悸
- 胸焼けや吐き気など
脳疾患
右または左半身だけ痺れが起こる場合、脳の病気、脳卒中(脳梗塞や脳出血、くも膜下出血)が考えられます。
- 急に手足の動きが悪くなった
- 急に片側の手足や顔に痺れが起こる
- 急に呂律が回らなくなった、言葉が出づらくなった
これらの症状がある場合は心臓や脳の病気の可能性がありますのでご自身で判断せずに病院で医師に相談しましょう!
Biancaでの施術
自律神経の調整・筋緊張の緩和
ストレスは交感神経を優位とするため、自律神経が乱れ全身の筋肉の緊張が強くなります。
自律神経の乱れでは頭皮が硬くなったり、頭皮が赤かったりします。
筋肉の緊張は、特に背骨の際や左肩甲骨周囲の緊張が強くなります。
お腹の場合、全体に張りが強く拍動も強いことが多いです。
ストレスを強く感じている場合はお腹の胃の部分やお臍周りの緊張が強く押圧すると圧痛があったり、嫌な違和感などが反応として起こりやすくなります。
当院ではこれらの症状を全身の状態を診て把握し、鍼灸・整体・カイロを組み合わせた施術を行います。
自律神経の調整
頭皮が硬い、赤い状態になるのはストレスや睡眠不足などにより心身に過剰な負担がかかり頭への血の巡りが悪くなり、頭部で血流鬱滞が起こっている状態です。
頭部に鍼、または鍼で電気の通電を行うことで「交感神経」「副交感神経」の働きを正常化させ自律神経が整いやすい状態にします。
筋肉の緊張
自律神経は背骨の周りを通っているため自律神経が乱れることで背骨の際の筋肉が緊張しやすくなります。
また「交感神経」が過剰に働くことで心臓の心拍数が上がり心臓への負担がかかります。
そうすると心臓に近い左肩甲骨周囲の筋緊張が起こりやすくなります。
「交感神経」が過剰に働くと全身の筋緊張も強く起こります。
全身の筋緊張を取り除くように鍼灸・整体・矯正を行い「副交感神経」を優位に働けるように調整します。
特に背骨の際や左肩甲骨周囲、首周りの緊張を緩和させることで自律神経を整いやすくします。
腹部の緊張
「副交感神経」が優位になることで内臓の働きが活発になりますが、「交感神経」が過剰に働くことで内臓の働きが悪くなり腹部の緊張や冷え、押圧した際に圧痛や違和感が起こります。
東洋医学的観点から腹部の緊張・冷え・押圧した際の圧痛や違和感の状態を確認し、改善するためのツボに鍼・お灸の刺激を加え腹部全体の症状を緩和させます。
腹部の症状を緩和させることで「副交感神経」が正常に働きやすくなります。
セルフケア
適度な運動
適度な運動は健康増進だけでなく、血流促進やストレスを発散し自律神経を整える効果があります。
- ウォーキング
- ジョギング
- スイミング
このような運動を生活の中に取り入れることで生活リズムが生まれ、自律神経を整えやすくします。
ストレッチ
ストレッチを行うと心身がリラックスし血圧や心拍数を下げ、副交感神経の働きが活発になります。
ストレッチを行う際は「気持ちいい」と感じる程度で行うことが大切です。
30秒ほどかけてゆっくり伸ばし、ゆっくりと深呼吸をしながら行うことを意識しましょう!
右半身だけの不調は何が考えられるの?
これまで左半身の不調についてご紹介しましたが、右だけの場合はどんなことが考えられるでしょうか。
右側の症状ばかり起こる場合に考えられる原因をご紹介します。
肝臓の影響
右側の症状ばかり起こる場合、右側にしかない臓器の「肝臓」が原因とされています。
肝臓に負担がかかっている状態だと、右側に症状が起こりやすいと言われています。
肝臓はアルコールの分解や薬などの分解・解毒の作用があります。
普段からアルコールやお薬を摂取していることで肝臓に負担がかかります。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われているため痛みを感じることはあまりありませんが、肝臓につながる血管や神経などから右目の眼精疲労、右首肩こり、右腰痛や右上肢の痺れなどが起こりやすくなります。
右側ばかりに不調を感じる場合は、「肝臓」の負担から起こっている可能性があるため、お酒や薬を控えるなど、普段の食生活を見直すことから行ってみましょう。
まとめ
ここまで、読んで頂きありがとうございます。
今回は左半身だけ痛みや不調がおこるのはなぜか、その原因と対処法についてご紹介しました。
諦めてしまった症状や本気で治したい方に、鍼灸の魅力を1人でも多くの方にお伝えしたいです。
今後もBianca鍼灸サロンは患者様に感動を与えられる治療を提供し、多くの方に鍼灸の良さを知ってもらい、
幸せの循環を生むことを目的として、大切に施術させて頂きます。