日常生活で手が痛い。腱鞘炎について解説
こんにちは。Bianca鍼灸サロン目黒本院の小林です。
今回は『【手の痛み・・・】それって腱鞘炎かも? Bianca鍼灸サロン目黒本院』について記事を書きました。
- 腱鞘炎について
- 痛みについて
- 治療方法について
- セルフケアについて
Biancaブログでは患者様が気になっていることをブログにしております。
他にもこんなことも知りたいなどあれば、お問い合わせください。
皆様、最後までお付き合いいただければ幸いです。
腱鞘炎について
腱鞘炎とは?
腱鞘炎(けんしょうえん)とは、骨と筋肉をつないでいる“腱”と、腱を包む“腱鞘”が擦れ合うことで炎症が起こる病気の
ことです。
腱鞘炎は主に手指を使いすぎることによって発症するため、特に動きが多い手首や指などの場所に発症することが多いと
いわれています。代表的なものでは、パソコンやスマホなどで親指を使い過ぎることが原因の“ドケルバン病”、手指の使
いすぎで腱鞘炎が進行した状態の“ばね指”などが挙げられます。
原因
キーボードを多く利用するパソコン作業や、ギター、ピアノなどの楽器演奏、文字の書きすぎなどで指を酷使する
テニスや野球、バレーボールなど腕を大きく振り上げるスポーツなどで肩、手指を酷使する
加齢にともない腱が弱くなり、また腱鞘が厚くなったり硬くなるためです。
痛みについて
どんな痛み?
症状 初期症状は手の動かしづらさです。 症状が進行すると手首が腫れ、指を曲げたり、手首を動かしたりするたびに痛み
が出ます。
代表的なドケルバン病では、親指側の手首が痛みますが、小指側の手首が痛くなる腱鞘炎もあります。
手首が腫れ、指を曲げたり、手首を動かしたりするたびに痛みが出ます。
手が痛い、指が痛い、腕が痛いなどを感じた方は腱鞘炎の疑いがあります。
腱鞘炎を疑う項目
- 手や指が痛い
- 手首や手の指に症状がある
- 関節が動かしにくい
- 肘に症状がある
- 関節に赤みや腫れ、熱っぽさがある
- 体の左右どちらか半分が動かせない
初期症状は
腱鞘炎の初期では、手や指の軽い痛みや違和感を感じます。 指を強く握り込んだ時だけ、朝起きた直後だけ、たくさん指
を使った後だけなど、限られたタイミングのみ痛みを感じることもあります。 また、痛みはなく指や手首の動かしにくさ
だけを感じることもあります。
症状が進行すると
腱鞘の動きが悪くなることで引っ掛かりが生じ、バネのようになります。 指の付け根に痛みや腫れ、熱感が出ることがあ
り、初期症状の場合は 朝方に痛みが強くなる傾向です。 悪化すると指が動かなくなることもあるため、早めの施術が肝心
です。 バネ指は、どの指にも起こる可能性がありますが、特に親指、中指、薬指に多くみられます。
腱鞘炎になりやすい人
腱鞘炎を起こしやすい人は指の使い過ぎで起こることから、パソコンのキーボードやマウスなどで反復的な操作をした
り、スマホを長時間操作する人、ピアノなど指を多く使う楽器を演奏する人、グリップやボールなどを握るようなスポー
ツをする人などに多くみられます。 また、更年期の女性や妊産婦に多いことが知られています。
職業別に見てみると料理人、美容師、テニスプレイヤー、ゴルファー、ピアニストなどの職業の人 このような職業の方
は、特に親指や手首を長時間にわたり酷使してしまっています。 腱鞘炎は、手の細かい動きが多いなど長時間にわたって
手首を酷使しなくてはならない職業の方は発生しやすいといわれています。
治療方法について
治療は、湿布などの外用鎮痛消炎剤を使ったり、ギプスで固定したりして、原因となった使いすぎを防ぎ安静を保つ保存
療法が中心です。 炎症を抑えるステロイド注射を行うこともあります。 保存療法を数ヶ月続けても改善しなかったり、再
発したりする場合は、日帰りでできる手術もあります
また、手指の痛みや腫れ、熱、動かしにくさなど、腱鞘炎の初期症状を感じたら、なるべく動かさない様にして、 初期の
炎症に対しては氷などで冷やすのはオススメです。
痛みを和らげるには
腱鞘炎の症状を改善するには、誘因となった動作をなるべく控え患部を安静にすることが大事です。 症例が多い、3つの症
状の改善方法をご紹介します。 手指の運動を制限し3週間ほど安静にします。熱感がある場合はアイシングが効果的です。
手指がこわばる、痛みが続く時は温めるのが効果的です。
鍼灸治療は効果はある?
腱鞘炎の治療には鍼が効果的です。 鍼の刺激によって筋肉の柔軟性を高め、手指への負担を軽減します。
また、鍼には血流を改善する効果があり、炎症部位に留まっている血液の循環を促すことで、炎症を鎮める作用もあります。
鍼治療では、症状が出ている手指はもちろんのこと、要因と考えられるその他の部位にも鍼で刺激を与えることで、回復
に向けてのアプローチをしていきます。鍼治療を受けることで痛みが和らぎ、さらには全身の疲れが取れてすっきりする
という方もいます。
セルフケアをご紹介
手首のストレッチ(前腕内側)
手を背屈(手の甲側に反らす)させ腕の内側全体を伸ばしましょう。
このストレッチで痛みがある場合は、痛みのでない範囲で伸ばします。
痛みを我慢して無理やり伸ばすのは注意してください。
手首のストレッチ(前腕外側)
手を掌側(手のひら側に倒す)させ、腕の外側全体を伸ばします。
痛みを我慢して無理やり伸ばすのは注意してください。
肩周りのストレッチ
肩の筋肉も手につながります。
ストレッチをすることで手首の負担の軽減になります。
まとめ
ここまで、読んで頂きありがとうございます。
今回は腱鞘炎についてのブログを書きました。
腱鞘炎は身近な私生活でも起こりやすく頻度が高い症状です。
原因やどんな人に多いのか、またセルフケアなどの記載もありすのでぜひ生活の参考にして頂ければ幸いです。
また腱鞘炎の初期は軽症でも進行すると重症になる場合もあり日常生活にも大きく影響します。
症状が軽症だからといって無理をしないでお気軽にご相談ください!
今後もBianca鍼灸サロンは患者様に感動を与えられる治療を提供し、多くの方に鍼灸の良さを知ってもらい、
幸せの循環を生むことを目的として、大切に施術させて頂きます。