脱力はセンスではなくスキル!
こんにちは。Bianca鍼灸サロン目黒本院の小林です。
今回は『【体に力が入りやすい?】脱力できていますか?』について記事を書きました。
- なぜ自然と緊張するのか?
- 脱力することで起こる体の反応
- 脱力することによる連動性について
Biancaブログでは患者様が気になっていることをブログにしております。
他にもこんなことも知りたいなどあれば、お問い合わせください。
皆様、最後までお付き合いいただければ幸いです。
なぜ自然と緊張するのか?
無意識の緊張
まず人間は力を入れることは当たり前のように慣れています。
歩く時に力を足にかけすぎていること、デスクワークでタイピングの力が強いこと、食事で強く噛んでいることなど普段の生活では気づかず力が入っている人がほとんどです。
バランスの問題
人間は二足歩行による負担が多いです。
重心の位置や頭の重みによる負担で自然と力が入ってしまう場合もあります。
頭の重さを支えるために力が入っているケースも考えられます。
自然と緊張してしまう、自覚がないが疲れやすい方は姿勢を一度見直してみましょう!
脱力することで起こる体の反応
メリット
脱力ができることで力を入れるところ、抜くところのメリハリができます。
結果的に自分自身のコントロールをうまくできるようになります。
頭ではイメージができているのに実際の行動に移すことができない方はうまく体の力が抜けていない可能性があります。
逆に上手く脱力ができることで連動性が向上し、頭らか体への指令の効率が良くなります。
連動性が良くなることで怪我の予防やパフォーマンスの向上、疲れにくくなる可能性があります。
脱力とは、力を抜く、マッサージで緊張を取ることではなく
『素早く・適切な部位に・適切な度合いで・自由に力の抜き入れができる』状態のことです。
アドバイス
まず、力を抜こうと意識をしないことが大切です。力を抜こうとすると逆に緊張します。
力を入れる(姿勢を良くする)筋肉を意識しましょう!
みぞおち、臀部、腹部、ハムストリング、内転筋がメインになります。
脱力することによる連動性について
脱力の種類
①単なる脱力:寝ている状態。
②静的脱力:姿勢を保持している状態での脱力。
③動的脱力:歩いている時や動作時に力を抜くこと。
脱力のトレーニング
トレーニングを行う上で頻度や回数よりも大切なことがあります。
自分の感覚を大切にすることです。
回数を決めて縛ってしまうと体の感覚ではなく回数の感覚になります。
結果的に回数を意識して脱力ができません。
「数」に捉われるのではなく自分の感覚で行いましょう。
①腹圧の向上と力を入れるポイントへの刺激
腹筋への刺激を入れて腹圧を高めて安定させます。
深呼吸をして腰も膨らませるよう意識しましょう。
②ストレッチ系
可動域を広げるイメージではなく、力を抜くイメージを持ちましょう。
ストレッチ中に腹圧が抜けるとストレッチをしたい場所とは関係のない所に力が加わります。
毎日ストレッチをしていても柔らかくならない方は腹圧が抜けて脱力ができていない可能性があります。
腹圧を意識しましょう!
③揺らす系
力の抜き入れをを切り替える練習になります。
特に肩甲骨の外側に手を添えてゆっくり揺らしましょう。
上手く揺らせると、どんどん肩が前に落ちていく感覚があります。
肩が軽くなる実感があれば正しくできています。
④落下系
急脱力によって重力を利用する練習になります。
両足を垂直に上げ、できるだけつま先を伸ばします。
つま先を高くすることで真っ直ぐな姿勢が取れます。
背中を少し丸め足を垂直に下ろします。
上手く下ろせると力を入れていないのに足裏がかなり強く地面に着地します。
①、②がしっかりできるようになってから③、④へ進みましょう。
③へ進んで、上手く力が抜けなければ①、②へ戻り脱力する感覚が掴めるように再度取り組みましょう!
まとめ
ここまで、読んで頂きありがとうございます。
皆さんは普段から脱力を上手くできていますか?また、お気づきではないかも多いのではないでしょうか?
怪我をしやすい疲れが取れない方は上手く体の力が抜けていない可能性があります。
脱力は「センス」ではなく「スキル」です!
コツさえ掴めれば誰でも簡単に行えます。
一日5分でもいいので脱力のスキルを得るためにトレーニングをやってみませんか?
明日、1ヶ月後、半年後…将来の自分への自己投資になると思います!
今後もBianca鍼灸サロンは患者様に感動を与えられる治療を提供し、多くの方に鍼灸の良さを知ってもらい、
幸せの循環を生むことを目的として、大切に施術させて頂きます。