予防ケアと対策で、これからは片頭痛も怖くない!
こんにちは。Bianca鍼灸サロン目黒本院の川島です。
今回は『片頭痛に悩まない毎日』について記事を書きました。
- 頭痛で悩む人は…4000万人?!?
- 頭痛による経済的損失について
- 片頭痛を引き起こす意外なきっかけ
- 効果的なツボを紹介
Biancaブログでは患者様が気になっていることをブログにしております。
他にもこんなことも知りたいなどあれば、お問い合わせください。
皆様、最後までお付き合いいただければ幸いです。
頭痛の有病率は?
現在日本では3人に1人、およそ4000万人の人が
慢性の頭痛に悩んでいると言われています。
また、その中でも片頭痛で悩んでいる方は840万人もいると言われており
女性は男性より3倍多く、特に20〜40代がピークで
年齢とともに減少傾向にあります。
”頭痛”と一言でまとめていっていますが、国際頭痛分類では
367種類もの頭痛が認定されており、
今は自覚がないだけで、もしかするとあなたも
[ 隠れ頭痛の持ち主 ]かもしれません。
片頭痛とは
「ちょっと頭が痛くなる程度でしょ。」なんて
あまり頭痛経験がない方は思われるかもしれませんが、
頭痛の一種類である[ 片頭痛 ]の重症患者は、なんと…
・失明より支障度が高く
・認知症や四肢麻痺と同レベル
とも言われるぐらい、日常生活にマイナスの影響を与えます。
そんな片頭痛とはいったいどんな症状なのでしょうか。
片頭痛の基準
片頭痛には、[前兆のあるもの]と[前兆がないもの]に分けられます。
前兆があるものについては、一般的に以下のようなものがあげられます。
・キラキラした光などが視界に現れる
・チクチク感や感覚が鈍くなる
・視野の一部がかける
・言葉が出にくくなるetc…
このような症状の5〜60分続いたあと、
60分以内に頭痛が起こるのが特徴的です。
前兆のないものについては、以下のような基準が設けられています。
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A:B~Dを満たす頭痛発作が5回以上ある
B:頭痛発作の持続時間は4〜72時間
C:頭痛の特徴は少なくとも以下の2項目を満たす
・片側性
・拍動性
・中程度〜重度の頭痛
・日常的な動作(歩行や階段昇降)などにより頭痛が増悪、
あるいは、頭痛のため日常的な動作を避ける
D:頭痛発作中にすくなくとも以下1項目を満たす
・悪心または嘔吐(あるいはその両方)
・光過敏や音過敏
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※参考:日本頭痛学会HPより
片頭痛の由来は、片側が痛むこととされていますが、
実際は4割程度の方が両側の頭痛経験があると言われています。
なぜ、頭が痛くなるのか?
頭痛には、原因が見つからないのに繰り返し起こる[一次性頭痛]と
主に脳の病気が原因で起こる[二次性頭痛]があります。
そして、片頭痛は前者の[一次性頭痛]に含まれます。
現在、こんなにも有病者がいるにもかかわらず、
頭痛のメカニズムは全てが解明されているわけではないのです。
有力な説は、何らかの原因で脳の血管が拡張し、
その拍動の影響で、血管周辺を取り巻く
三叉神経(知覚神経)が刺激されておこるというものです。
頭痛が与える経済的損失
たかが頭痛と思われがちですが、
それが与える経済的損失の大きさを聞くと
そうも言ってられなくなるのではないでしょうか。
実は、命には関わるような大きな病気ではないものの
頭痛が与える日本の経済損失額は【 約2兆円 】とも言われています。
(※参考:https://tarzanweb.jp)
また、片頭痛を抱えている人の約7割の人が
寝込むなど、日常生活が手につかなくなるといったデータもあります。
それを考えると、仕事の生産性や効率性が落ちるのは一目瞭然です。
肩こりに悩む方は…
肩こりに悩む、特に男性は頭痛予備軍かもしれません。
先述で、頭痛の有病者は女性が多いという話を覚えている方は
「え?男性なの?」と思うかもしれません。
その理由は、”男性は自分の心身の変化に対して無頓着”
になりやすいという傾向があるからです。
女性は中学、早い方だと小学校高学年より生理が毎月あり
その度にホルモンの変動による影響を心身ともに受けています。
それゆえ、女性は痛みや変化に敏感で実際3年に1度行われる
「国民生活基礎調査(2022年)」によると、
女性は5位に頭痛がランクインしているにもかかわらず、
男性は、ランキング外。そして1位。2位は男女共に「腰痛」「肩こり」。
筋肉の凝りは、頭痛につながる大きな要因です。
それゆえ、肩こりを持っている男性は気づかぬ間に
頭痛予備軍になっている可能性があるということです。
片頭痛を引き起こす意外なきっかけ
気候などがきっかけで頭痛が起こることは、
有名だと思いますが、他にも良いと思っていた習慣が、
実は頭痛を引き起こす要因になっていることもあります。
次は、その意外なきっかけについてお話をしたいと思います。
筋トレ
ストレス発散や体を動かすという観点から見ると、
非常によいと思われる”筋トレ”ですが、
【重いウェイトトレーニング】など強度が高い運動をすると
一時的に血管や頭蓋内圧が急激に上昇します!
その結果、頭痛を引き起こすことがあるのです。
ポイントは…肩こりの自覚があるかどうか?
肩こりの自覚があるのに、ほぐすより鍛えてしまうとマイナスの効果に。
筋トレを日常的に行われている方は、一度自分の体と向き合ってみてください。
サウナ
こちらもスッキリするし、リフレッシュには最適な気がしますが
片頭痛には逆効果になることも…
それは、サウナに入ることで体は体温を下げようと血管を拡張します。
そして、同時に周囲の神経に影響を与え、頭痛につながることも。
また、サウナに入ると脱水症状になりやすく、
その結果、血液の質が悪くなり、その分脳は栄養を取り込もうとします。
より多くの栄養を取り込むために血管を拡張するため、
同じように頭痛が起こることがあるのです。
頭痛に効果的なツボをご紹介
頭痛薬を飲むことで、楽になる方もいらしゃると思いますが、
飲まずに過ごせるに越したことはないですよね。
色々気を使っていても、出てしまう頭痛…
「やばい!痛いかも。」そんな時はぜひツボ押しを試してみてください♪
百会(ひゃくえ)
場所:ちょうど頭の頂上あたりにあります
前を向いて、頂点を触ると少し前になってしまうので、
もう少しだけ後ろに指をスライドさせるとツボにあたります。
押し方:下に向かって垂直に、痛くない心地よい程度の力で
3〜5分ほど呼吸にあわせてゆっくり押すのがおすすめです。
繰り返していると、痛みが和らいでくるので、それがツボ押し終了の目安です。
片頭点(へんとうてん)
場所:手にあるツボで、薬指の第二関節あたりにあります。
押し方:人差し指、親指でつまむよう刺激するのがおすすめです。
特に「ズキズキ痛い…」そんな頭痛の時に効果が期待できます。
足臨泣(あしりんきゅう)
場所:足のツボで、小指と薬指の骨がぶつかるあたりにあります。
押し方:親指で気持ちがいいと感じる程度にプッシュ。
1回6秒程度のリズムで息を吐きながら、少しずつ圧を加えるのがおすすめ!
2秒キープしたら、今度は吸いながらゆっくり圧を緩めていきます。
まとめ
ここまで、読んで頂きありがとうございます。
頭痛で悩んでいる方も、今はあまり感じていない方も
頭痛をおこさせない、ひどくさせないためには、筋肉をほぐすことが重要です。
それでも頭痛が出てしまった時は、薬を飲む前にまずはツボを刺激してみてください。
今後もBianca鍼灸サロンは患者様に感動を与えられる治療を提供し、多くの方に鍼灸の良さを知ってもらい、
幸せの循環を生むことを目的として、大切に施術させて頂きます。