花粉症で苦しむ方の新しい選択をご紹介
こんにちは。Bianca鍼灸サロン 目黒本院の川島です。
今回は『花粉症に対する鍼灸の有効性』について記事を書きました。
- 花粉症ってどうしてなるの？
- 花粉症に対する治療を紹介
- 花粉症対策の新習慣
Biancaブログでは患者様が気になっていることをブログにしております。
他にもこんなことも知りたいなどあれば、お問い合わせください。
皆様、最後までお付き合いいただければ幸いです。
花粉症ってどうしてなるの？
昔は花粉症じゃなかったのに、どうして今になって花粉症が発症するのか？
というのは多くの人が感じる疑問ですよね。これはいくつかの要因が関係しています。
まずはその部分から詳しく見ていきましょう。
花粉症になるメカニズム
花粉は春のイメージが強いですが、年間通して花粉が飛んでいる現代では、
1年中花粉に悩まされている方もいらっしゃるかもしれません。
花粉症は、花粉を吸うと体内にIgE抗体が生まれ、
その水準がある量を超えると花粉症のようなアレルギー症状を発症します。
[ 花粉症のメカニズム ]
1)花粉が鼻や目に入ると、免疫システムがそれを「敵」とみなします
2)免疫システムはIgE抗体を作り、これがヒスタミンを放出させます。
3)ヒスタミンが原因で、目のかゆみやくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が現れます。
※ヒスタミン：アレルギー症状などを引き起こす化学物質
難しい言葉が色々出てきましたが、
花粉症の症状は体を守るための防御反応の結果です。
花粉症になりやすい人
では、花粉症になりやすい人、なりにくい人はいるのでしょうか。
まずはそこから見ていきましょう。
＜花粉症になりやすい人＞
・疲労やストレスが多い人
・偏食の人
・生活リズムが乱れている人
・コンクリートの多い街に住んでいる人
上3つはなんとなく、わかる気がしますが、
最後の「コンクリートの多い街に住んでいる」というのはどういうことなのでしょうか。
これは、コンクリートなどが多いエリアでは、花粉が土などに吸収されず、
風などによって何度も空中に舞い上がってしまうからです。
また、日本の疫学調査では、誕生日のみ[ スギ陽性群 ]では
１〜３月生まれの子供の占める割合が高く
日本では、乳児が[ 生後３〜６ヶ月 ]の間に被爆される花粉量が
その後の花粉症発症の極めて高い危険因子であることが報告されています。
参考引用：https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/55/10/55_KJ00004409388/_pdf
鍼灸のアプローチ方法を紹介
花粉症がひどい方は、シーズンに入る前に耳鼻科などに行って
「薬を飲み続ける！」という方が多いのではないでしょうか。
また、最近では[ 舌下減感作療法 ]も有名ですよね。
皮下や舌の下からアレルゲンを微量ずつ投与していくものですが、
これは２〜３年続けることで効果が定着すると言われています。
加えて、アレルゲンが１つではない方は、１種類ずつ慣らしていく必要があるのです。
そのため、「今辛い！」花粉症でもすぐに効果が出せないのが難点です。
上記のように、今では花粉症に対してのいろんな治療がありますが、
今年は少し違う方面からも花粉症対策をしてみませんか？
自律神経調整
「自律神経と花粉症って関係あるの？」そう思われる方がいるかもしれませんが、
実は密接に関わっているのです。
自律神経には、[交感神経]と[副交感神経]の２種類あり、
日々この2つのバランスが保たれていることで、
呼吸や内臓機能、睡眠活動などが適切に働いています。
しかし、自律神経が乱れ、「交感神経優位」が続くと、
免疫細胞である[ 顆粒球（54-60％） ]が増加し、逆に「副交感神経優位」が続くと、
[ リンパ球（35-41％） ]の増加につながり、どちらにおいても
アレルギー反応が現れやすくなります。
言い換えれば、自律神経と整えておくことで
アレルギー反応が起こりにくくなるということです。
治療を一部ご紹介
当サロンでは、自律神経の調節として頭部の真ん中のラインに鍼をして、
そこに疎密波と呼ばれる電気信号を流していきます。
日々のストレスや生活習慣で、交感神経が優位になっている方が多く
[ 頭皮鍼+パルス治療 ]をすることで強制的に交感神経から副交感神経に切り替えられ
自律神経の調整に有効な治療の一つです。
免疫力UP
「花粉症って風邪じゃないし、免疫力と関係があるの？」
という方がいらっしゃるかもしれませんが、これも大切なポイントなのです。
今では年中飛んでいる花粉ですが、シーズンはやはり２〜4月。
その時期は季節の変わり目でもあり、体調を崩しやすい時でもあります。
花粉症も他の病気と同じように、免疫システムが関わっており、
寝不足などでそのシステムが不調だと、花粉症がひどくなってしまいます。
そのため、免疫力を整えておくことも花粉症緩和には非常に重要です。
治療の一部を紹介
みなさんは、血行不良でも免疫力が下がることをご存知ですか？
コリなどがあると、血流が阻害され体のめぐりは悪くなってしまいます。
そのため、肩こりなど体の凝りを改善することで、
血流促進で全身に血液（白血球）がめぐり、免疫力を上げることができるのです。
また、風邪などを引いたりして「喉が痛い」「鼻が詰まる」など
症状に応じて、ツボを選択し治療することもあります。
花粉症による肌あれ対策
鼻水や鼻詰まり、くしゃみなどはもちろんですが、
花粉による肌荒れが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
肌には、バリア機能というものが備わっており、
機能は大きく２つ！
1つ目は、内部に水分を留めておくこと
2つ目は、外刺激から守ること
そしてバリア機能が低下する原因のひとつが
肌の乾燥です。特にスギ花粉が多い2月～4月は、
空気が乾燥していて肌荒れを起こしやすい時期。
花粉症対策では、肌のケアも重要なのです。
治療の一部をご紹介
花粉症による肌荒れ（肌の痒み・赤みなど）にも効果を発揮するのが、”美容鍼”！
美容鍼による効果は大きく4つ！
1.血行促進
2.炎症抑制
3.肌質改善
4.ストレス軽減
鼻症状などにも効果的なツボが多い顔まわりですが、
凝り固まった顔まわりの筋肉を緩めることでも
上記のような効果が期待できます。
美容鍼による詳しい内容はこちらでも紹介しているので、
参考にしてみてください♪
治療開始の時期は？
おすすめは、花粉が飛び始める1ヶ月前から始めるのがいいと言われています。
あらかじめ体の免疫力を向上させ、IgE抗体の生産を抑制するのが効果的です。
スギ以外にも【ブタクサ】や【イネ科】の花粉対策としても、
今から始めておくことでその効果が期待できます。
花粉症に新習慣
これまで花粉症に対する鍼灸の有効性についてお話しさせていただきましたが、
◎マスクや花粉用メガネをつける
◎部屋の中に花粉を入れないようにする など
今までやってきていること以外に、花粉症対策はないのでしょうか？
最後はその点についてご紹介していきたいと思います。
最大の免疫器官
まずみなさんは、腸が”最大の免疫器官”と呼ばれていることをご存知ですか？
実は、人間の免疫システムを担う免疫細胞の約7〜９割は、
腸に存在すると言われています。
そのため、免疫力を上げるためは腸内環境を整えておくことも
とても大事だということです。
腸内に住む腸内細菌には、良い影響を与える善玉菌、
逆に悪い影響を与える悪玉菌、そして優勢の方に加担する日和見菌の３種類が存在します。
そして、重要なのは腸内に生息している細菌の種類は、人によって全く異なるということ。
だから同じものを食べても、お腹を下す人、下さない人がいるのです。
もちろん腸内細菌の種類は、食べるものや生活習慣、加齢、ストレスなどによっても変化します。
酵素摂取がおすすめ
自分でできることとして、腸内環境を整えておくために
酵素を日常的に摂取することもおすすめです！
先述に記載した通り、腸内環境を整えておくことで、
”花粉症対策”ができるということがわかったと思います。
腸内環境を整えるためには、悪玉菌を増やさないことが重要ですが、
その悪玉菌増殖を抑えて腸の運動を活発にしてくれるのが、善玉菌です。
善玉菌の代表的なものの中に乳酸菌がありますが、
これを効率よく摂取できるの１つが”酵素”です！
当サロンでも取り扱いがあるプロラボの酵素は、
90種類以上の国産植物由来の乳酸菌が入っており、
その人に合った乳酸菌を見つけやすいという点でもおすすめです！
ファスティングについては、こちらのブログでも詳しく紹介しているので
ぜひご覧ください！
まとめ
ここまで、読んで頂きありがとうございます。
今回は、辛い花粉症を乗り越える新習慣について紹介させていただきました。
薬で効果を感じている方も、体の負担を考えこれからは、”鍼灸”や”酵素”といった
新しいことにチャレンジしてみるのもありではないでしょうか？
今後もBianca鍼灸サロンは患者様に感動を与えられる治療を提供し、多くの方に鍼灸の良さを知ってもらい、
幸せの循環を生むことを目的として、大切に施術させて頂きます。
