常に力が入ってしまうのは自律神経が関わっているかも?
こんにちは。Bianca鍼灸サロン目黒本院の増田かをりです。
今回は『常に力が入ってしまうのは自律神経が関わってるかも?』について記事を書きました。
- なぜ肩に力が入ってしまうのか?
- 力み癖を治す方法
- 自律神経の乱れで起こりやすい症状
- 自律神経の乱れは鍼灸治療で改善
Biancaブログでは患者様が気になっていることをブログにしております。
他にもこんなことも知りたいなどあれば、お問い合わせください。
皆様、最後までお付き合いいただければ幸いです。
なぜ肩に力が入ってしまうのか?
仕事や人間関係、家事など…頑張れば頑張るほど肩に力が入り、うまくいかなくなる。
こんな経験を持つ人も多いと思います。
まじめな人ほど周りの目が気になり、肩に力が入りやすいです。まさに繊細な方です。
肩に力が入った状態は健康にも良くありません。
常に緊張を感じ、リラックスできません。
結果、自律神経のバランスが崩れ、健康を害します。
では、なぜ肩に力が入ってしまうのでしょうか?
心の緊張の現れ?
人は不安や緊張、恐怖などのストレスを抱えている時、無意識のうちに体に力が入っています。
これはイコール、筋肉が緊張状態になっているということ。
過緊張で興奮状態にあることから、自律神経の交感神経が強い状態になります。
実際に心が緊張している状態では、体も一緒に緊張しています。
仕事の忙しさや環境の変化、季節の変わり目の不調などで特に起こりやすいです。
自分でコントロールできない出来事は、私たちに不安をもたらします。
施術中に「もっと力を抜いて」と言われたことはありませんか?
自分では力を抜いているつもりなのに…
力みやすい方のほとんどが、無意識で力が入ってしまいます。
みなさん共通して、力を抜いてと言っても力が入っているということがわからないのです。
力を抜くコツを掴めると、さらに筋肉が緩みやすくなります。
うまく力を抜く練習をしましょう!
肩が上がりっぱなしで心身に起こる悪影響
その一つ一つが深刻な病を引き起こさないですが、小さな不安の積み重ねで、じわじわと自律神経の働きを乱していき、体調にネガティブな変化を引き起こします。
こうした不安からくる不調のメカニズムから脱するために必要なのは、「肩の力を抜くこと」です。
「まだ大丈夫」「耐えられる」「ここを乗り超えれば…」と踏ん張り、我慢しないことが大切です。
まず、肩にずっと力が入っていると肩が上がったままの状態をキープしていることになるので、首肩や背中はとても凝りやすいです。
また、体内では不安を感じるとコルチゾール(通称:ストレスホルモン)というホルモンが分泌されます。
このコルチゾールが過剰になると、脳細胞が破壊され、認知症やうつ病にかかりやすくなってしまうのです。
ストレスが自律神経を乱すと、心拍数や血圧、血糖値などが上昇。
血液の通り道である血管を傷め、心疾患や脳疾患を誘発することもわかってきました。
不安を軽視し、放置することは重篤な病を引き起こす可能性があるのです。
力み癖を治す方法
力を抜く感覚をつかむ
力の抜き方がわからなかったら、まずグッと肩に力をいれてみる。
肩に一度力をいれたら、体は勝手に脱力する。
「筋弛緩法」とは、体の一部に力を入れてから一気に脱力する方法。
自然と力が抜けてリラックス効果を得られます。
両方の肩を耳に近づけるように上げ、70%程度の力を10秒間入れたら力を抜いてストンと肩を落とします。
緊張状態と力を抜いた状態の違いを実感できます。
“10秒息を吐く”でリラックス
体の力を抜いて、10秒間かけてゆっくり息を吐き出します。
朝・昼・晩で5回ずつ行ってみましょう。
息を吐き切ることを意識すれば自然に呼吸が深くなり、リラックス効果を高められます。
リラックスするのにおすすめなこと
- ヒーリング音楽
- 気分転換の時間をつくる
- 「ゆるゆる〜」「だらだら〜」をイメージしたり口にしたりする
- 体の重さや温かさを感じる
- ヨガやストレッチ
自分に合うリラックス方法を見つけてみましょう!
自律神経の乱れで起こりやすい症状
不安やだるさは自律神経の乱れかも…?
自律神経失調症
なんとなく不調がつづく…そんな時はないでしょうか?
その症状は「自律神経失調症」という症状かも。
「自律神経失調症」という言葉を聞いたことがありますか?
自律神経の乱れから不安感が高まり、吐き気や多汗・全身のだるさ・鼻づまり・咳・頭痛・手足のしびれ・動悸・不整脈・不眠など。
さまざまな症状がみられる病気です。
これらの症状は、人によって大きく異なります。
自律神経がバランスを崩すと、臓器にも悪影響を及ぼします。
胃酸が過剰に分泌され、胃の痛みや胸焼けを感じる「神経性胃炎」・腸のぜん動運動に異常が生じて腹痛を伴う下痢や便秘が起こる「超過敏症候群」がこれに当たります。
また、突然浅く速い呼吸を繰り返す「過呼吸症候群」になると、息苦しさのほか、めまいや手足のしびれが現れます。
自律神経の乱れは鍼灸治療で改善
鍼灸で交感神経と副交感神経のバランスを整える
鍼灸では、自律神経の乱れを整える治療を得意としております。
自律神経を整えるツボに鍼やお灸を入れたり、鍼に低周波の電気を流したり、背骨の歪みを調整することで、副交感神経を優位にする施術を行います。
このような治療を続けていくと、自律神経が支配する胃腸などの内臓や血圧などに作用して、内臓の働きが正常化し、それによって免疫力が上がります。
そして、自律神経の乱れが原因で起こる症状が改善されていきます。
筋肉の緊張を緩和して、血流の改善をする
鍼灸治療では、鍼を打つことで筋肉の過度な緊張を緩和し、血流を改善していきます。
筋肉の過度な緊張を緩和させると、身体は自律神経機能反応しやすい状態になっていきます。
鍼やお灸を打つとフレアと呼ばれる皮膚が赤くなる反応がみられます。
この反応が生じている時は、血管拡張物質が放出されて血管に作用し、血管を拡張されている証拠です。
鍼灸治療+セルフケアで自律神経の調整をして、調子の良い状態を保ちましょう!
まとめ
ここまで、読んで頂きありがとうございます。
今後もBianca鍼灸サロンは患者様に感動を与えられる治療を提供し、多くの方に鍼灸の良さを知ってもらい、
幸せの循環を生むことを目的として、大切に施術させて頂きます。