ポイントは肝臓機能!疏肝理気(そかんりき)による効果
こんにちは。Bianca鍼灸サロン目黒院の小林です。
今回は『【頭や上半身に熱がこもる?】手と足に刺激で体の熱を下に降ろせる!』
について記事を書きました。
- 体の循環の仕組み
- 疎肝理気とは
- ツボの解説
Biancaブログでは患者様が気になっていることをブログにしております。
他にもこんなことも知りたいなどあれば、お問い合わせください。
皆様、最後までお付き合いいただければ幸いです。
体の循環の仕組み
体内の血液の流れ
人間の体の中には血液が流れています。
血液は心臓から様々な臓器や手・足に送り出されていきます。送り出された血液は最終的に心臓に返ってきます。
この作用は意識的ではなく人間の本能とは無意識に行われ、自律神経が働いて行なっています。
ではなぜ無意識に行なっているのに障害が出るのでしょうか?
原因は様々ですがいくつか紹介します。
- 姿勢不良
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 運動不足
- 睡眠障害
- 内臓の疲れ
皆さんもどれかは当てはまるのではないでしょうか?
上記の記載でどれか一つでも当てはまる方はお身体が疲れているサインであり症状が強く出る前に治療をお勧めします。
循環が悪くなると?
循環が悪くなると血の流れが滞り凝りや痛みを引き起こします。
また、流れが悪くなることで熱も体内にこもりやすくなります。
熱は上にのぼる性質があります。上にのぼる性質は体内でも同様に起こります。
体の歪みやストレスなどから緊張が起こり循環不良で頭がボォーとしたり熱くなることがあります。
考えることが多い人や頭を駆使して物事に対応されている方も頭の緊張で同様にのぼせ感やボォーとする症状が出ます。
疎肝理気(そかんりき)とは?
肝臓がポイント
東洋医学で肝臓の働きは「疏泄機能」全身の気をめぐらせ、精神状態を安定させる働きがあります。
疏泄機能「気の流れ」や「血の巡り」を指します。循環を良くすることです。
疏泄機能が正常であれば全身の気の流れがよくなり、睡眠・食欲などが安定します。
肝臓が異常を起こすと?
肝の疏泄機能が失調すると感情の抑圧や怒りが原因になります。 肝気鬱結(肝気の滞り)となり、抑鬱状態(精神的な落ち込み状態)
ため息をよくついたり、イライラしたり、怒りやすくなったり、感情の起伏が激しくなったりします。
疎肝とは何?
疎肝とは簡単にいうと肝の働きをよくすることです。体の中に備わっているが使われていないエネルギーを引き出す事です。
肝臓の機能か向上することで血の巡りが良くなり、爪にツヤが出たり、目が潤ったりします。 肝には、全身の気の流れ(自律神経)
をコントロールしたり、血を必要な場所へ必要なだけ運ぶ働きがあります。
理気とは何?
理気とは中国の思想で気の巡りをよくする事と言われています。 理気作用とは、めぐりが悪くなった「気」を整える働きのことです。
ストレスで気が停滞すると、血流も滞り、血圧が上昇したり、体内の栄養をうまく運べない状態になり、肥満や血中脂質上昇につながる
とされています。
ツボを紹介
合谷(ごうこく)
疎肝理気のツボは「合谷」です。
合谷には肩こり、頭痛、便秘、高血圧や花粉症、いびきや耳鳴りなど全身のさまざまな不調に効果が期待できます。
ツボの位置は「親指と人差し指の真ん中が合谷」。手の甲側で親指の骨としと指し指の骨が合流しするところです。
太衝(たいしょう)
合谷と同時に使われるツボが「太衝」です。
太衝にはのぼせる、口腔潰瘍、耳鳴り、難聴、めまい、頭がくらくらし、頭痛などの緩和作用があります。
ツボの位置は足の第1と2の間にある骨が交差するV字の窪みにあり、親指の骨に沿って足首方向になぞると指が止まるところがツボです。
まとめ
ここまで、読んで頂きありがとうございます。
近年はデジタル化が進んでいることや、ストレス社会とも言われ自然と頭が疲れやすい環境ですね。
頭の緊張が少しでも緩和できるようなツボや知識を掲載しております。
少しでもお体に不調やお悩みがありましたら我慢なさらずにお気軽にご相談ください。
今後もBianca鍼灸サロンは患者様に感動を与えられる治療を提供し、多くの方に鍼灸の良さを知ってもらい、
幸せの循環を生むことを目的として、大切に施術させて頂きます。